定価12万のクリームの成分を見てみた

ふだん、スキンケアの仕上げにクリームを使っていますか?

長らく軽めのテクスチャーのスキンケア化粧品が好まれていますから、お使いでない方も多いかもしれません。

ただ、美容効果の観点からいうと、クリームは最重要アイテムです。

どうしてかというと、美容成分は油溶性といって油分に溶ける性質のものの方が多いのです。また、化粧水の9割以上がただの水(正確には基材である精製水)であるのに対し、クリームは美容液とともに美容訴求成分の濃度が高くなりやすい傾向もあります。

化粧水や乳液に比べて美容液やクリームの値段が高めのものが多いのは、そういう側面もあるからかも。

クリームは、スキンケアに効果を求めるのなら欠かせないアイテムなのです。

そんなスキンケアの重要アイテム、クリームですが、市販のお値段の高いクリームって結局肌にいいものなのでしょうか?

いったい、どんな成分が入っているのでしょう?

そんなことが気になって、早速だいすきなamazonさんで検索をかけてみました。

乳液・クリーム→3万円以上→値段の高い順でソート!!!!

うほっ!(興奮) きたきた。

KANEBO(カネボウ) カネボウ ザ クリーム(医薬部外品) クリーム 40ml
価格: ¥132,000

贅沢なテクスチャー。濃厚な使い心地。満たされるような香り。 手にした瞬間から、見る人を圧倒する自信に満ちた美しき存在へ。 その人の佇まいまで美しく。 それは祈るように纏い、一つ上の高みに美しく引き上げる。 上質なうるおいと艶を湛えた透明感と、ハリのある肌に整えるエイジングケア*クリーム。

https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/products/2032435

すごい紹介文だ……!!

早速、成分見ていきましょう。

全成分(公式サイトより引用)

塩化レボカルニチン*、ニコチン酸dl-α-トコフェロール*、グリチルリチン酸ジカリウム*、水、シュガースクワラン、マルチトール液、ジグリセリン、ジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、セテアリルアルコール、ワセリン、濃グリセリン、DPG、オリブ油、親油型ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸水添ヒマシ油、ステアリン酸、ステアリン酸PEG、ステアロイルグルタミン酸Na、ホホバ油、マカデミアナッツ油、イソステアリン酸、ジメチコン、フェノキシエタノール、ミツロウ、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、N-メチル-L-セリン、キサンタンガム、チョウジ抽出液、水酸化K、クロルフェネシン、BG、エタノール、オランダカラシエキス、セイヨウナシ果汁発酵液、ゼニアオイエキス、ヒメフウロエキス、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、エデト酸塩、水添大豆リン脂質、ゲットウ葉エキス、エチルグルコシド、香料 *は「有効成分」無表示は「その他の成分」

https://www.kanebo-cosmetics.co.jp/products/2032435

フェノキシエタノールが防腐剤で配合上限1%なので、美容訴求成分として意味がありそうなのはその前後の表示まででしょうかね。

有効成分である塩化レボカルニチンは肌荒れの予防と改善効果、ニコチン酸dl-α-トコフェロールはビタミンE誘導体で、血行促進して新陳代謝を促すはたらき、グリチルリチン酸ジカリウムはご存じ、抗炎症作用による肌あれ防止。

グリチルリチン酸ジカリウムとニコチン酸dl-α-トコフェロールはポピュラーな有効成分ですけれど、塩化レボカルニチンは見ないですね。

……調べたところ、カネボウさんが開発した成分とのこと。肌に塗ると、角質細胞間脂質が増加するようで、それにより肌荒れを予防・改善するとのこと。

角質細胞間脂質(代表格はセラミドⅡ)は非常に重要な保湿成分ですが、そもそも大変高価な成分です。それを増やす成分が入っているなんて、いいですね~! 高級クリームっぽいです。

水、シュガースクワラン、セテアリルアルコール、ワセリン、オリブ油、親油型ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸、ステアリン酸PEG、ホホバ油、マカデミアナッツ油、イソステアリン酸……このあたりはすべて基材(クリームの土台)ですね。たくさん入っていて、テクスチャーがかなり精密に調整されている感じ。感触や肌あたりがかなり良さそうです。

その他の成分で、美容訴求成分のトップバッターはマルチトール、糖アルコールで保湿剤ですね。穏やかな作用。

あとは、ジグリセリン、ジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、濃グリセリン、DPG……この辺は保湿成分ですね。あまり重要な成分ではなく、穏やかな、というか割りと古典的なタイプですね。

……ん、んんん?

フェノキシエタノールより前の表示だとこれで全てですな。

一応以降も見てみると、お! という成分はヒメフウロエキスくらいでしょうか

紫外線によるしわやしみを予防・改善する作用があります。

う~ん。

たぶん、この製品の最大の特徴はやはり塩化レボカルニチンですね。

ざっとデータベースとかも見てみたのですが、他に使われている製品が見当たらないです。特許取っているのかしら?? でも塩化レボカルニチンはまんま成分名なんですよね~。もしかすると、カネボウさん以外使えないのかなぁ。

ううん、手持ちの資料と情報じゃ分からんです。あまりここを突き詰めると本題からずれていくのでここらにしておきます。

このクリームは分類でいくと、保湿クリームでしょうね。美白成分や抗老化成分は防腐剤以降の植物エキスだけで、主となっていはいません。

保湿成分としても、すぐに効果(ほんとは効果って言っちゃいけないけど、慣用句的表現の”効果”)が感じられるような成分が入っていないので、どれだけ塩化レボカルニチンがすごいかでしょうね。

いずれにせよ、ある程度の期間……少なくとも、ターンオーバーが1回か2回、年齢にもよりますが2~3ヵ月くらいは使わないと、その変化は感じられないのではないかと思います。角質細胞間脂質が増えるといっても、ターンオーバーとともに、ゆっくり、という感じでしょうから。

40mlという容量もちょっと珍しい。クリームの容量で一般的なのは30gなので、たぶん、のびのよい軽めのテクスチャーなのだと思います。

朝晩しっかり使って1ヵ月分くらいかな。

……となると、132,000×2か3……

ひょえ~! 試用するには勇気のいる金額ですね!!!

『贅沢なテクスチャー。濃厚な使い心地。(中略)上質なうるおいと艶を湛えた透明感と、ハリのある肌に整える』

もしかすると、全く誇張のない宣伝文句かもしれません。

良いか悪いかで言うと、難しいですけれど、成分マニアンなエステティシャンも興味津々、手に取ってみたい製品です。

やっぱり高価格帯は面白い製品がありますねぇ。

***

暑くなってくると特にベタツキが嫌で、普段はスキンケアラインにクリームが入っているのに省いてしまったり、お休みしてしまったり、使う量が減ってしまうこともあると思います。

しかし、クリームはスキンケアにある程度の効果を求めるならば、美容訴求成分の濃度が高くなりやすく、油溶性の成分を含むため、欠かせない最重要アイテムです。

冬=乾燥のイメージはあると思いますが、実は夏場も冷房の影響だったり、汗のために乾燥に注意しなければなりません。特にコロナ禍ではマスクを外すことができないため、覆われている部分はいつも以上に乾燥しやすい状態になっています。(水は蒸発するときに周囲の水分を奪います)

涼しくなってきた秋に肌不調を感じることが多いのは、夏場の”隠れ乾燥”も一因だと言われています。

体温が上がるため冬場よりも皮脂分泌が盛んなため、一見乾燥などしていないように見える(感じる)のですよね。

お肌を健やかに美しく保ちたいと願うのなら、スキンケアにクリームを使っていない人はクリームを取り入れて欲しいと思います。また、何を使うかの以前に、十分な量を季節問わず使うことがまずは大切です。


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